
その対策としまして、2階席をなくすればというか、見えないようにすれば、演者の方、いわゆるステージの方に立つ人にとってもいいのかなということで、全体を黒い幕で覆う計画はあるんですが、備品とか、直す方にお金をかけているというか、予算をとるという組織じゃないんで、今のところはまだそのままにしています。やり方とかでは、2階席の客席の方のライトを絞り目にして暗く当たるようにして、席をぼやかすというか、目立たないようにはしています。よろしいでしょうか。
○児山
会津若松さん、もう1点あるんですけれども、31ぺ一ジの中盤ぐらいに舞台技術研究会「ふうがくらぶ」というのがあったんですが、「ふうがくらぶ」というのは内容的にもうちょっとどんなものかを少し詳しくお聞かせ願いたいんですが。
○大竹
入っている人は会津若松市民が中心なんですが、最初始めたときは100人ぐらいいたんです。隣の喜多方プラザさんのをまねしてつくったようなものなんですが、舞台と音響と照明それぞれのパートに分かれていまして、うちの舞台技術職員がチーフという形でいろいろ教えております。最初は組織という形じゃなかったんですけれども、うちの財団の方に予算とかを要求できる体制にしようということで、別組織として「ふうがくらぶ」ということで独立しまして、全国各地で行われております舞台技術研修会みたいなものに参加するときは、申請があれば旅費の一部をこちらで負担するとか、そういう形でやっています。
最初は、隣のホールにもあるからということで、舞台を手伝えるアルバイト養成みたいなつもりでつくったということもあるとは思うんですが、熱心な人も中にはいます。大体週に1回ぐらいずつ講習会をやっていまして、徐々にレベルアップという形でやってはいるんですけれども、最初の頃は結構よかったんですが、今、舞台と音響と照明それぞれが意見的に独立したみたいな形になっていまして、チーフの考えによって別々に行動しているという感じです。うちの方で払ったアルバイト料の10%ぐらいは彼らが基金みたいな形でストックしていって、それも出張とかでうまく使っているようです。こんなところでよろしいでしょうか。
○児山
実際にアルバイトという形でスタッフとして使える人もいるというか、どうなんですか。
○大竹
舞台とかは平台の組み立てとか、ある程度やればできるようなことだと使えますけれども、スポットとか使ったりは、やっぱりプロ関係だと現地照明としてはまだまだできませんので、高校の演劇ですとか、地元の日本舞踊とか、民謡とかの発表会とかにはよくバイトとして参加しているみたいなんですが、やっぱりプロ絡みだとまだ現地照明です
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